2014年10月25日土曜日

nico

nicoを見つけました。

設立趣意を引用します。

現在の「食」を取り巻く諸問題は複雑に入り組み、途方もない複合問題として蓄積しています。
「農薬等による農家の健康被害・不妊症」「肥料除草剤等による地下水汚染」「高齢化」「後継者」「埼玉県と同等の面積に上る耕作放棄地」「集中的大規模化」「新規就農が困難な社会体制」「食糧・肥料・飼料の輸入減と価格高騰」「野菜の栄養価低減」「旬」「種や農薬の企業寡占化」「遺伝子組み換え」「雄性不稔」「食糧安全保障」「輸入農産物(FTA,EPA等)」「食品添加物」「硝酸性窒素の高濃度残留」「孤食や個食」「食源病」「地球温暖化」「酸性雨」「オゾン層破壊」「環境ホルモン」「日本国民人口減少」「世界人口激増」「化学肥料製造に伴う汚染」「行き過ぎた資本(カネ)主義」「画一化」「世界の飢餓」「アンフェアーな流通」「世界の富の片寄り」「団らんの減少による愛情不足の子供と大人」等挙げればきりがありません。
世界には5秒に1人の割合で餓死する人がおり、さらに各地では紛争が絶えないという現状の中、私達日本人に限っては、命の危険に大きくさらされることなく日常生活を送ることができています。
このように世界的には恵まれた状況にある日本において、一人ひとりが永続可能な社会構築のためにできることがあるはずです。
私達は、「無肥料自然栽培」の各地での定着、ならびに地産地消こそが、これらの問題の多くを解決し得るものであると確信します。
「無肥料自然栽培」とは、単に一切の農薬と肥料を施肥目的で使用しない栽培法を指しており、特定の農法や特定のイデオロギーに縛られるものではありません。また、他の農法を批判するものでもなく、調和と自立そして笑顔が生まれる栽培法です。

nicoの名称は、「和草(にこぐさ)」に由来しています。和草には、若い草、柔らかい草等の意味があり、新芽の勢いのある純粋な息吹をあらわす言葉です。その「和」をとりnicoと名付けました。「ニコニコ」や「にっこり」の語源でもあります。また、Natural and Independent Cultivation Organization (自然栽培&自立[種・作物・関わるすべての人の自立]栽培の定着を促進する団体)の頭文字にもなっています。
私達は「無肥料自然栽培」を軸として、素直な心からの笑顔があふれる社会がますます広がるよう、また未来の子供達に胸を張ることのできる社会構築に向け、当事者としてともに考え、実践していくために、ここにnicoの設立を宣言いたします。

メンバー紹介のページには、
多様な背景の人が集まっています。

無肥料自然栽培Handbookや会報誌のnico通信も購入できます。

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