2014年10月21日火曜日

湘南野菜

地産地消の野菜を探していたら、
湘南野菜を見つけました。

旬の湘南野菜 直販便から購入できるようです。

この湘南野菜出荷推進協議会の事業内容は、
農業のビジネスモデルを考える上で、
とても参考になります。

 実施する主要事業を以下に引用します。

  1. 湘南野菜の計画生産と共販化(価格安定化 のため予約相対制度、契約栽培等の積極的な活用)の推進
  2. 共販推進員の設置並びに主要野菜の規格統一と包装改善
  3. 後継者並びに婦人部の組織強化と事業推進
  4. 環境保全型(減農薬、減化学肥料)野菜生産の推進
  5. 「特定野菜」の契約栽培事業の実施並びに特産野菜づくり研究会の開催
  6. 量販店物流改善研究会の開催
  7. 優良品種導入に係わる試作圃の設置
  8. 生産と販売改善並びに食の安全性確保に必要な調査研究、市場調査の実施
  9. ブランド化事業、ダンボール化事業、コンテナ化事業の推進
  10. 会員の営農台帳の整備
  11. 会員の生産流通に関する情報交換と会員相互の親睦
  12. 湘南野菜ホームページの維持運営
項目毎に考察すると、
予約相対制度は、野菜の定期購入などと思われますが、
これが経済的には一番、重要な部分です。
生産者は、
作った野菜すべてがあらかじめ決まった値段で売れて、
消費者は、
品質と価値の高い野菜を出来るだけ早く安く手に入れられることになります。

主要野菜の規格統一は、
消費者からすると流通のための余計なコストになるので、
それほど重要ではありませんね。

後継者問題は、
ビジネスモデルが完成して、
農家でも十分経済的にやっていけるようになれば
自動的に解消します。

減農薬、減化学肥料は、
極限まですすめれば、自然栽培になって、
環境面だけでなく、経済的にもメリットがでてきます。

量販店物流改善は、
オムニチャネル化など、今後、ますます重要になってくる領域です。
店舗で直接品物を見て買うのがよい消費者もいれば、
通販で定期購入するのがよい消費者もいるわけです。

優良品種導入は、
自然栽培に適した、美味しく、収穫量の多い品種が
消費者からすると一番望まれます。

あとは、これらの事業をどう組織化、拡大していくかですね。

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